2023年03月

2023年03月29日

互助会

レクサプロの服用を始めたからと言って、
何がどう変わったということはありませんでした。
明確な効果は実感出来なかったのです。

何か出来ることはないか?
発達障害についてネットで調べている時に出会ったのが
「互助会」の存在でした。
カウンセラーやNPO法人が開催する会で、発達障害を持つ者や
カサンドラ症候群(発達障害の夫にモラハラなどを受けた妻)の会が
比較的頻繁に催されているのです。

そこで発達障害者同士で情報交換をしたり、
悩みを聞いてもらったりするという、まさに互助会なのです。

無料の会もあれば、コロナ前だと大体500円の参加費が主でした。
高い会だと三千円の会費というのもみかけたことがあります。
それぞれの主催者の裁量で互助会が開催されていました。
(今だと千円の参加費の会が多いようです)

私がまず選んだのは比較的近く
-自転車でいける範囲で行われる会でした。

男性カウンセラーが主催者で、地域企業の好意で解放されている
小さな会場での集まりでした。

500円の会費を支払うと、適当なところに座り、
お菓子と飲みものが手渡されます。

大体7人ほどは参加者がいたでしょうか。
この回は女性の方が多い珍しい会でした。

まずは簡単な自己紹介をした後、
最近あった良いことを一つ話す。それが会の決まりでした。
(話したくない場合は聞くだけでも構わないとも言われました。
また人の意見を否定しないことと、自分の意見を押しつけない
というのも決まり事のひとつでした)
私も簡単な自己紹介をした後で、適当に最近あったことを話しました。

その後「悩み事」というテーマで話しを始めました。

皆それぞれが悩み事を話していきます。
この手の会で必ず扱われる「薬」に関してや、
「家族関係」「仕事」「対人関係」「診療」
など、それぞれがテーマを提示します。
それに対して主催者や参加者が自分の経験や
思った事を話すのです。

私は「対人関係」について話しました。
まったくコミュニケーションが取れないと。
皆それぞれが励ましの言葉や、自分の経験を語ってくれます。
話している内にすーっと気持ちが軽くなりました。
自分の内にある「悩み」を口に出すこと。
それも同じ悩みを持つモノ同士の中で自分は1人ではないと
感じられること。
それだけで随分気持ちが楽になり、救われた気持ちになったことを覚えています。

とても良い感触で初めての互助会は終わりました。




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ponkoturobota at 11:42|PermalinkComments(0)発達障害 | 苦しさ

2023年03月22日

レクサプロ

社交不安障害と診断され、レクサプロの処方をされました。

どのような薬かというと、うつ病や社交不安障害に処方される薬です。
「気分が晴れずに落ち込んだり、悲観的になるなどの心の症状を改善し、
気持ちが前向きになる効果があります」と効果が解説されています。

最初は一錠10mgから始めました。
この薬を服用した翌朝、酷い体のだるさに見舞われました。
全身に倦怠感があり、布団から起き上がることが出来なかったのです。
しばらく安静にしていれば楽になるかと思いましたが、そのような
ことはありませんでした。夜になってもずっとだるさが続いたのです。

結局不調は一週間近く続きました。
服用を開始してからの一週間は一日中だるさが続き、起き上がることもきつく、
横になってばかりいたことを思い出します。

一週間が過ぎるとだるさはなくなりました。
診察の際、医師に「変化はどうですか?」と聞かれましたが、
正直なところ効果があるのか?と尋ねられると答えを憚られます。
心が安定している感覚はなんとなくありました。
感情の起伏が減ったような感覚もありました。
それは心の一部が麻痺して鈍くなっているような感覚でした。
しかし気持ちがあかるくなったり、前向きになったと言う実感がなかったのです。
医師に素直に告げると、結局そのまま服用を続け、様子を見ることになりました。

もう一つ副作用らしき症状があるとしたら、明らかに性欲がなくなったことです。
感覚的に言うなら、心が刺激に鈍くなったような感覚でしょうか。
性的な刺激のある写真などを見ても、性的な衝動が湧き上がることが
なくなったのです。あくまで淡々と見ていられるような感覚でした。
肉体的な刺激に関しても同様でした。直接的な刺激に対して反応はします。
しかし分厚いベールにでも包まれているかのように鈍い感覚になっていたのです。

このような副作用とともにレクサプロとの付き合いが始まったのです。




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ponkoturobota at 11:41|PermalinkComments(0)

2023年03月15日

レクサプロの処方

私はずっと薬を服用することを拒んでいました。
精神科の薬を服用するということに得体の知れぬ不安を
抱いていたのです。どこかで見たイメージ-薬漬けにされた精神科の
患者のイメージが頭のどこかにあったのかもしれません。

けれど結局は服用することになりました。

就労移行支援事業所の見学をして、その次の診察の際、
医師に見学時の出来事を話したのです。
成り行きを話した後で、精神的に異様に疲れてしまい、
家に戻ると何も出来なくなったことを話しました。
当日の夜は心底疲れ切ってしまい、風呂に入った後は泥のように
眠ることしか出来なかったのです。

医師は「社交不安障害かもしれませんね。
テストしてみましょう」というと、看護師にペーパーテストの
指示をしました。私は待合室兼廊下でテストを受けました。

30問程度のテストだったと思います。
主に不安に対する質問をするテストでした。
どんな時に不安になるか?
不安になった時はどのようになるか?
ということを様々な形で問う内容です。
形式的には先に受けたDSM-5と同じようなテストでした。

簡単な例を出すと、
「人混みの中では不安になることがある」
大いにある。1○2○3○4○5○。ほとんどない。
と5段階で○をつけるというものです。

このテストの結果もほとんどが大いにある、と
マイナスが大きな方へと偏っていました。
自分でも情けないほど大きな偏りでした。

医師はテストの結果を見ると、
「社交不安障害ですね。お薬を出しましょうか?」と
こともなげに診断を下したのです。

「ちょっと待ってください」と、
私は薬に対する不安を訴えました。
少し考えさせて欲しいと答えました。
すると医師は向き直り「考えてもどうにもならんでしょう。
まずは薬を試して、それからどうするか考えてみたらどうですか?」
と淡々と言ったのです。
呆れているような、押しつけるような言い方でした。
(医師それぞれの考え方はあるのでしょうが、
お世話になっている医師は薬を出すことでしか改善出来ない。
そう考えているような気がします)
私はその問いに対する答えは「…解りました」でした。
内心では押し切られた悔しさを感じながらも、反駁する
言葉が出てこなかったのです。

こうして半ば押し切られる形で二次障害である社交不安障害に対して
「レクサプロ」が処方されました。




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ponkoturobota at 14:50|PermalinkComments(0)

2023年03月08日

見学会

私は藁にも縋る気持ちで就労移行支援事業所の
見学会に行きました。

見学会は週末のお昼に行われました。
施設の見学、説明と、発達障害の特性を把握するという
セミナーが同時に行われたのです。

その事業所は小さなビルのワンフロアを借り切ったところでした。
グループで水槽を管理することを通じて自分の特性の把握と、
社会性の獲得。就業訓練を行うのが特色の事業所でした。
壁際には在籍者の作った水槽が並んでいました。
普通の水槽もあれば、塩ビ管のオブジェのようなモノが沈んでいる水槽。
土偶のようなモノが沈んでいる水槽など、一風変わった水槽も数多く
並んでいます。これらが社会性を獲得する役に立つのか?
と頭を捻ったことを覚えています。

まず講師によるセミナーが行われました。
参加者は若い方から年配の方まで10人ほどいたでしょうか。
この時は女性の方が多かったように思います。
セミナーの内容を簡単に言うならば、「このような場面ではどのような
対応をするのが正解でしょうか?」という例題が出され、個々人が答えを発表する、
講師がその答えを寸評し、よりよい対応を示す、という形でセミナーは
進んでいきました。

そこまでは何とか対応出来ました。
問題はその次の段階。隣の席の方とペアになって
与えられたテーマについて話しをする、それを皆で寸評するというものでした。

端の席の方から話しが始まりました。
皆それぞれ話すのが苦手ながらも、頑張って講師に提示された
テーマについて話しているのが伝わって来ました。

話し終えると講師が寸評し、皆で拍手を送ります。
そうこうしている内に私の番が巡ってきました。

発達障害にも様々なタイプがあります。

私は上手くコミュニケーションが取れません。
大抵は「はい」「いいえ」「そうですね」に多少の言葉を足す程度が
精一杯です。(顔見知り程度の相手だと多少は話せます。
もしくは事前に話を考えておけばある程度は話せます。
演説のようになってしまいますが)

しかしこの時ペアとなった中年男性は「一方的に話し続ける」
タイプの方でした。
彼はテーマである「桜」について一人で延々と話し続けるのです。
過去に経験した花見について、どこに、誰といって、どのような
桜があったのかなど。話している内に自分の中でさらに話しを思いつく
様子で、合いの手を入れずとも勝手に話を続けていくのです。
私が何とか話しをしようとしても「それはこうなんですよ」と
相手は話を奪って喋り続けます。
見る見かねた講師が「相手の方にも話させてあげてください」と
促しました。
すると相手は「私に話させないつもりですか!」と怒り出したのです。

その場にやるせない空気が流れていました。

しかしこうなってしまうと特性上止まらないのでしょう。
男性が延々と話し続けるのをしばらく皆は聞いていました。
やがて彼が一息ついた段階で「では次のペアに話してもらいましょう」
と講師は上手く誘導したのです。

そして最後に施設の利用に関して、期間や費用面など、
パンフレットを見ながら詳しい説明がされました。

私は疲れ切っていました。
真っ先に帰ろうとすると、隣の席の男性が話しかけてきたのです。
どうやら一方的に気に入られたようでした。
駅までの帰り道や電車に乗っても、相手は延々と話してきます。
話題を変えようとしても、相手は勝手に話しを続けるのです。
私は心底辟易していました。

そして別れ際、連絡先の交換を持ちかけられました。
しかしさすがにそれは断りました。

心の底から疲れ切っていました。
元々集団の中にいると疲れる性質です。
家に戻れば何も出来ないほど疲れてしまうのです。

この時の疲れは、一際重い物でした。
タイプは違えど私も周囲の人からはあの中年男性と同じよう
に奇異な存在として周囲から見られている、というやるせなさ
からの疲れでした。




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ponkoturobota at 15:30|PermalinkComments(0)